気になる漫画はあるけれど、
今日は少し頭が疲れていて、
設定を理解したり、意味を考えたりする作品は避けたい夜。
それでも、
ただ何もせずに時間を過ごすのも違う。
静かにページをめくりながら、
物語の空気だけを受け取りたい夜があります。
『COSMOS』は、
分かりやすい説明や答えをくれる漫画ではありません。
世界観も、物語の方向も、
すべてが丁寧に整理されるわけではない。
それでも、
なぜかページを閉じずに読めてしまう。
なぜこの漫画が、
「分からないままでもいい夜」に合うのか。
ここから、順番に書いていきます。
この記事では、作品の雰囲気や読み心地を中心に紹介しています。
あらすじや内容が気になる方が、読むかどうかを判断できる範囲でまとめています。
物語の核心に踏み込むネタバレは含めていません。
この記事では、作品の雰囲気や読み心地を中心に紹介しています。
あらすじや内容が気になる方が、読むかどうかを判断できる範囲でまとめています。
物語の核心に踏み込むネタバレは含めていません。
今日は「分からないまま読む漫画」でいいと思った理由
一日が終わって、
ようやく一息つける時間ができても、
頭の中がうまく静まらない夜があります。
本当は何か読みたい。
でも、
設定を理解したり、
物語の意味を考え続ける余裕はない。
「ちゃんと読めるかな」
「置いていかれないかな」
そんな不安を抱えながら漫画を選ぶのも、
今日は少ししんどい。
だからこそ、
分からないままでも進めることが、
今夜はいちばん大事だと感じました。
理解できなくてもいい。
途中でやめても構わない。
考えが追いつかなくても、責められない。
今日は、
そんな漫画で十分だと思ったのです。
COSMOSは、どんな漫画?
『COSMOS』は、
SFとヒューマンドラマを掛け合わせた、
独特の世界観を持つ漫画です。
物語の舞台は、
私たちの現実と大きく離れていません。
地球には、
正体を隠した宇宙人たちが
人間社会に溶け込んで暮らしています。
主人公の水森楓(みずもり・かえで)は、
人の嘘を「臭い」で見抜いてしまう能力を持つ高校生です。
その能力のせいで、
人との距離をうまく保てず、
どこか孤立した日常を送っています。
そんな水森が出会うのが、
謎めいた女子高生・穂村燐(ほむら・りん)。
彼女は、
宇宙人専門の保険会社
「銀河金融保険公社 COSMOS」の調査員で、
水森の能力を見込んで彼をスカウトします。
あらすじ
物語は、
水森の身近な人物が行方不明になる出来事をきっかけに動き出します。
その事件を通して、
水森は、
友人が実は宇宙人だったこと、
そして自分の能力が
特別な意味を持っていることを知ります。
こうして水森は、
COSMOSの一員として、
宇宙人が関わるさまざまな事故やトラブル、
生活上の“案件”に関わっていくことになります。
描かれるのは、
派手な侵略や戦いではありません。
保険、契約、責任、
そして「誰がどこまで背負うのか」。
非日常の存在を、
あくまで日常の延長として扱う。
それが、この作品の大きな特徴です。
読み心地について
COSMOSは、
一話ごとの区切りはありますが、
すべてを理解した感覚が
すぐに得られる漫画ではありません。
出来事は静かに積み重なり、
説明されない部分も多く残ります。
それでも、
物語だけは確かに前へ進んでいく。
置いていかれるというより、
理解を後回しにしたまま、
一緒に歩いているような読み心地です。
分からない夜に「COSMOS」が向いている理由
ここからは、
なぜこの漫画が
「分からないままでいたい夜」に向いているのかを、
理由ごとに書いていきます。
途中で立ち止まっても、気にならない
COSMOSは、
一気に理解することを前提に作られていません。
「今日はここまで」で
ページを閉じても、
置いていかれた感じが残りにくい。
分からない部分を抱えたままでも、
その状態を否定されない読み心地です。
感情を強く揺さぶりすぎない
刺激的な展開や、
感情を煽る演出は控えめです。
不安や違和感は残りますが、
感情を大きく持っていかれることは少ない。
考える余力がない夜でも、
静かに読み続けられます。
答えを急がなくていい世界観
この作品は、
「分かること」をゴールにしていません。
今は分からなくてもいい。
後から振り返ってもいい。
そういう距離感が、
考えることに疲れた夜にちょうど合います。
正直、こんな夜に読んでいました
日々、
言葉や意味を扱う時間が続くと、
何も整理したくない夜があります。
そんなとき、
はっきりしたメッセージや、
分かりやすい物語は、
少し重く感じることもありました。
COSMOSは、
「理解しなきゃ」と言ってきません。
ただ、
分からないままでもいい場所を、
静かに用意してくれる。
私にとっては、
そんな夜にそっと置いておける一冊でした。
今日は、これでいいと思える夜に
元気なときに読む漫画も、
もちろん楽しいものです。
でも、
意味を考えずに、
分からないまま過ごしたい夜もある。
COSMOSは、
そんな夜に、無理なく開ける漫画だと思います。
一気に読まなくてもいい。
途中で閉じてもいい。
電子書籍なら、
試し読みから始めることもできます。
もし今夜、
「分からないままでいてもいい」と思えたなら、
静かにページをめくってみてください。
もし、もう少し余裕がある夜なら
世界観を追いかけるより、
現実に近い空気感で、
ゆっくり過ごしたい夜には、
こちらの漫画も向いています。
