防災テントを広げたあと、
「フレームをどちらへ曲げればよいか分からない」
「途中まではたためるけれど、丸い形に戻らない」
「小さくならず、収納袋へ入らない」
と困っている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、防災テントがたためないときは、力任せにフレームを曲げず、空気、生地の挟まり、フレームのねじれ、折り込む方向を順番に確認することが大切です。
一般的なポップアップ式は、壁面を重ねてフレームを平らにし、テント上部を内側へ折り込み、左右にできた輪を重ねて収納します。
ただし、商品によってフレームの構造や折り込む向きは異なります。途中で強く反発する場合や、不自然に曲がる場合は無理に押さえ込まず、一度平らな状態へ戻して取扱説明書やメーカー動画を確認してください。
今まさに収納できず困っている場合は、次の順番で確認しましょう。
防災テントがたためないときの確認順
- 子どもや家具から離れ、広い場所へ移動する
- テント内の荷物と付属品をすべて出す
- 出入口を少し開けて空気を逃がす
- 生地がフレームに挟まっていないか確認する
- フレームがねじれていないか確認する
- 説明書や公式動画と向きを合わせる
動かない場合は力を加えず、一度平らな状態まで戻しましょう。
この記事では、ポップアップ式防災テントの基本的なたたみ方と、丸くならない・収納袋に入らないときの確認ポイントを解説します。
この記事でわかること
- 防災テントがたためないときに最初にすること
- ポップアップ式の基本的なたたみ方
- 丸い形にならない原因
- 収納袋に入らないときの確認ポイント
- フレームがねじれた場合の注意点
- 収納前に掃除・乾燥する理由
- 説明書や収納動画を確認しやすい防災テント
防災テントがたためないときに最初に確認すること
防災テントがたためないときは、すぐにフレームを強く曲げようとせず、安全に作業できる状態を整えましょう。
周囲に十分なスペースを確保する
家族用の防災テントには、広げると約2m四方になる商品があります。
狭い室内で作業すると、フレームが家具や家電へ当たったり、反発したフレームが周囲の人へ当たったりする可能性があります。
次のものから離れた場所で作業しましょう。
- 子どもやペット
- 窓ガラス
- テレビなどの家電
- 照明器具
- ストーブや火気
- 転倒しやすい家具
大型の商品は、フレームを押さえる人と生地を整える人に分かれ、大人2人で作業すると進めやすい場合があります。
荷物と付属品をすべて取り出す
テント内にマットや荷物が残っていると、床面や壁面をそろえられず、フレームを平らにできません。
収納を始める前に、次のものをすべて取り出します。
- アルミマットや銀シート
- 荷物や防災用品
- 砂袋や重し
- 仕切りカーテン
- ペグやロープ
- 簡易トイレ
- 収納ポケット内の小物
取り外せる天井カバーやフロアシートがある場合は、商品ごとの説明書に従って外してください。
出入口を少し開けて空気を逃がす
出入口や窓をすべて閉じた状態では、テント内の空気が抜けにくく、生地が膨らんで収納しにくくなる場合があります。
キャプテンスタッグも、テントをたたむ際は出入口や窓を閉め切らず、空気の抜け道を確保するよう案内しています。
出入口を少し開け、反対側から空気を押し出すように生地を整えましょう。
生地がフレームに挟まっていないか確認する
生地がフレームの間にたまっていると、輪をきれいに重ねられません。
フレームを折り込む前に、はみ出した生地を内側へ入れて整えます。
ただし、ファスナーや生地を強く引っ張るのは避けてください。引っかかっている場合は一度フレームを戻し、生地を整えてからやり直しましょう。
ポップアップ式防災テントの基本的なたたみ方
ここでは、一般的なポップアップ式テントの収納手順を紹介します。
実際の折り込む方向やフレームの持ち方は商品ごとに異なるため、付属の説明書を優先してください。
1.壁面を重ねてフレームを平らにする
最初に、テントの壁面を重ねて平らな状態にします。
四角いプライバシーテントでは、対角線上にフレームを折り、壁面同士を重ねる商品があります。
FIELDOORのプライベートテントでは、フレームを対角線上に折りたたみ、さらに重ねて地面へ置く手順が案内されています。
フレームの端がずれている場合は、強く曲げる前に形をそろえましょう。
2.テント上部を底側へ折り込む
平らにしたテントを、説明書で指定された向きに立てます。
一般的なポップアップ式では、頂部を底側へ近づけながら、内側へ巻き込むように折ります。
このとき、単純に二つ折りにするのではなく、フレームが自然に作る曲線に沿って動かすことがポイントです。
メーカーの収納例でも、頂部を底側へ折り込み、少し内側へ丸め込むことで左右のフレームが内側へ倒れる流れになっています。
3.左右にできた輪を内側へ重ねる
上部を折り込むと、左右に丸い輪ができます。
片側の輪を内側へ倒し、続いて反対側の輪を重ねます。
輪が強く反発して戻る場合は、次の可能性があります。
- 折り込む向きが違う
- 中心を押し込む位置がずれている
- フレームがねじれている
- 壁面が平らに重なっていない
力を追加するのではなく、一度平らな状態へ戻し、説明書の写真や動画と向きを比べましょう。
4.円の大きさと厚みを整える
輪を重ねたあと、フレームの一部だけが飛び出していないか確認します。
収納袋と比べて円が大きい場合は、次の原因が考えられます。
- 左右の輪が十分に重なっていない
- 片側のフレームが外側へ逃げている
- 生地が輪の間にたまっている
- 頂部を折り込む位置がずれている
収納袋へ無理に押し込まず、一つ前の工程からやり直しましょう。
5.固定ベルトで留めて収納袋へ入れる
指定された大きさまでたためたら、固定ベルトやゴムバンドで留めます。
フレームを手で押さえたまま収納袋へ入れるより、先にベルトで固定した方が反発を抑えやすくなります。
収納袋へ入れるときは、固定ベルト、持ち手、ファスナーの位置も確認してください。
防災テントが収納できないときの5つの確認ポイント
基本手順どおりに進めても収納できない場合は、原因を一つずつ確認しましょう。
1.フレームを折り込む方向が違う
ポップアップ式のフレームは、決められた方向へ曲がることで複数の輪に重なります。
反対方向へ曲げようとすると、強く反発したり、フレームがねじれたりする場合があります。
力を入れても動かない場合は、正しい方向ではない可能性があります。作業を止め、説明書の最初の向きから確認してください。
2.フレームがねじれている
収納途中でフレームが裏返ったり交差したりすると、きれいな円形にならない場合があります。
次のような状態がないか確認しましょう。
- 左右のフレームの高さが違う
- 一部分だけ外側へ反っている
- フレーム同士が交差している
- 平らに置いても一部分が浮く
ねじれている場合は、無理に輪を作らず、いったんテントを広げてフレームの向きをそろえます。
3.テント内の空気が抜けていない
フレームが重なっていても、生地が風船のように膨らんでいると収納袋へ入りません。
出入口を少し開け、生地を押さえながら空気を外へ逃がしましょう。
FIELDOORの収納例でも、空気が逃げるように前面を少し開けてから折りたたむ方法が案内されています。
4.生地や付属品が挟まっている
仕切りカーテン、天井カバー、ロープ、ファスナーの引き手などがフレームの間へ挟まると、輪を最後まで重ねられません。
いったんフレームを少し戻し、挟まっているものがないか確認します。
付属品は本体と一緒に無理に丸めず、説明書で指定された場所へ収納しましょう。
5.収納袋へ入れる向きが違う
同じ円形に見えても、固定ベルトや厚みのある部分の位置によって収納袋へ入りにくくなる場合があります。
初めて開封したときの写真が残っていれば、次の点を確認しましょう。
- 持ち手の位置
- 固定ベルトの向き
- 付属品が入っていた場所
- 袋のファスナーの向き
- 収納時の厚み
収納袋より明らかに大きい場合は、袋を引っ張って入れるのではなく、輪の重なり方から見直してください。
フレームがねじれた・変形したときの注意点
フレームがねじれている場合と、破損・変形している場合では対応が異なります。
ねじれなら一度広げて向きをそろえる
一部のポップアップテントは、収納途中にフレームが裏返るようにねじれ、正しく自立しなくなる場合があります。
この場合は、折りたたみを続けず、一度テントを広げて壁面とフレームの向きをそろえましょう。
商品によってねじれの直し方は異なるため、説明書に記載がある場合は、その手順に従ってください。
折れ・亀裂・鋭い変形がある場合は作業を中止する
次の状態がある場合は、収納作業や使用を中止しましょう。
- フレームに亀裂がある
- ワイヤーが生地から飛び出している
- 折れ曲がった部分が元へ戻らない
- 生地が大きく裂けている
- フレームを動かすと異音がする
破損したフレームを自分で強く曲げ直したり、分解したりすると、反発によってけがをする可能性があります。
購入店またはメーカーへ状態を伝え、修理・交換・使用可否を確認してください。
防災テントをたたむ前に掃除・乾燥させる
防災テントは、収納方法だけでなく、収納前の状態も確認する必要があります。
ゴミや砂を取り除く
テントを傾け、内部に入った砂、ほこり、小石などを取り除きます。
ファスナーやフレームの隙間へ砂が残ると、開閉しにくくなったり、生地を傷めたりする可能性があります。
アルミマットやフロアシートも本体とは別に広げ、表裏を確認しましょう。
濡れたまま長期間保管しない
雨や結露で濡れたテントをそのまま保管すると、カビや臭い、生地の劣化につながる可能性があります。
その場で完全に乾かせない場合は、水分をタオルで拭き取って一時的に収納し、帰宅後にもう一度広げて乾燥させましょう。
乾燥させる際は、風通しがよく、直射日光や暖房器具の熱が長時間当たらない場所を選びます。
付属品がそろっているか確認する
次に使うときに不足しないよう、収納前に付属品を確認しましょう。
- 収納袋
- 固定ベルト
- アルミマット
- 砂袋や重し袋
- ペグ
- ロープ
- 天井カバー
- 仕切りカーテン
- 取扱説明書
付属品を別の場所へ保管すると、災害時に見つからない可能性があります。テント本体と一緒に保管できるものは、収納バッグ内または近くへまとめておきましょう。
防災テントの説明書と収納動画を保管する方法
災害時に初めて収納方法を調べることがないよう、説明書や動画を事前に準備しておきましょう。
説明書を収納袋と一緒に保管する
紙の説明書は透明な袋などへ入れ、テントの収納バッグ内または近くへ保管します。
収納方法が記載されている面をコピーし、収納袋の内側へ入れておく方法もあります。
メーカー公式ページを保存する
メーカーが説明書や収納動画を公開している場合は、商品ページをスマートフォンへブックマークしておきます。
ただし、災害時には通信できない可能性があります。
- 説明書をダウンロードする
- 重要な画面を画像で保存する
- 収納手順を印刷する
など、インターネットへ接続できなくても確認できる状態にしておきましょう。
初回の開封状態を撮影する
購入後、初めて収納袋から出す前に写真を撮っておくと、元へ戻すときの参考になります。
撮影しておきたい部分は次のとおりです。
- テントが袋へ入っている向き
- 固定ベルトの位置
- 付属品の配置
- ファスナーの向き
- 収納後の円の大きさと厚さ
家族の複数人が写真を見ながら収納できるか、平常時に試しておきましょう。
たたみ方を確認しやすい防災テント2商品
これから防災テントを購入する場合は、設営の簡単さだけでなく、取扱説明書や収納方法を購入前に確認できるかも見ておきましょう。
LandField LF-PST011-GY
LandField LF-PST011-GYは、3~4人用として案内されているポップアップ式のプライベートテントです。
主な仕様は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用時サイズ | 約210×210×150cm |
| 重量 | 約4.2kg |
| 設営方式 | ポップアップ式 |
| 利用人数の目安 | 最大4人 |
| 付属品 | 収納袋、アルミマット、重し用巾着袋4個 |
メーカー公式ページでは、商品紹介動画と取扱説明書を確認できます。購入後に初めて構造を知るのではなく、事前に扱い方を確認しやすい商品です。
次のような家庭の比較候補になります。
- 家族3~4人用の広さを重視したい
- ポップアップ式を探している
- 購入前に取扱説明書を確認したい
- アルミマットも一緒に用意したい
- 自宅で収納練習できる場所がある
約210cm四方の大型商品なので、購入前に展開できる場所と収納練習をする場所も確認しておきましょう。
※価格・在庫・ポイント・配送条件は購入時点でご確認ください。
RABLISS KO395・KO396
RABLISSの防災用避難個室テントには、高さの異なるKO395とKO396があります。
| 型番 | 使用時サイズ | 収納時サイズ | 重量 |
|---|---|---|---|
| KO395 | 約210×210×180cm | 約80×80×9cm | 約6.4kg |
| KO396 | 約210×210×140cm | 約75×75×7cm | 約5.6kg |
どちらも一体型の自立式構造で、アルミ敷きマット、砂袋、ペグ、取扱説明書、ショルダー式収納袋などが付属します。KO395とKO396では高さと一部の付属品が異なるため、購入前に商品ページで確認してください。
メーカーが公開している紹介動画では、組立方法、内部設備、収納方法を確認できます。
次のような方の比較候補です。
- 収納方法を動画で確認してから選びたい
- 高さ180cmと140cmを比較したい
- 避難所内のプライバシー確保を重視したい
- アルミマットや砂袋などの付属品も確認したい
- 収納時の大きさまで確認して選びたい
※価格・在庫・ポイント・配送条件は購入時点でご確認ください。
防災テントのたたみ方に関するよくある質問
防災テントは一人でもたためますか?
一人で収納できる商品もありますが、テントの大きさや構造、使用者によって異なります。
家族用の大型テントは、フレームを押さえる人と生地を整える人に分かれた方が作業しやすい場合があります。
購入後は、一人で収納できるかだけでなく、家族2人で作業する場合の役割も確認しておきましょう。
フレームは力を入れて曲げても大丈夫ですか?
正しい方向へ収納する際に、一定の力が必要な商品はあります。
ただし、動かないフレームを力任せに折り曲げるのは避けましょう。
折り込む方向が違う、フレームがねじれている、生地が挟まっている可能性があります。一度平らな状態へ戻し、説明書や動画を確認してください。
丸くたためても収納袋へ入りません
次の点を確認しましょう。
- 左右の輪が十分に重なっているか
- テント内の空気が抜けているか
- 生地がフレームの間に挟まっていないか
- 固定ベルトの位置が合っているか
- 付属品を本体と一緒に巻き込んでいないか
収納袋より円が明らかに大きい場合は、袋を強く引っ張らず、頂部を折り込む工程からやり直してください。
説明書をなくした場合はどうすればよいですか?
メーカー公式サイトの商品ページやサポートページを確認します。
型番が分からない場合は、次の場所を探しましょう。
- 収納袋のタグ
- 商品本体の表示
- 楽天市場などの購入履歴
- 注文確認メール
- 商品が届いたときの箱
似た形の商品でも収納方法が異なる可能性があります。できるだけ同じメーカー・同じ型番の説明書を確認してください。
濡れた状態で一度収納しても大丈夫ですか?
移動のために一時的に収納することはありますが、濡れたまま長期間保管しないようにしましょう。
帰宅後にもう一度広げ、汚れと水分を取り除き、十分に乾燥させてから収納してください。
ワンタッチ式とポップアップ式のたたみ方は同じですか?
同じとは限りません。
ポップアップ式は、内蔵されたフレームを複数の輪へ重ねて収納する商品が多くあります。
一方、ワンタッチ式には、中央のフレームやロック部分を操作し、傘のようにまとめる商品もあります。
商品名だけで判断せず、実際の設営構造と取扱説明書を確認しましょう。
防災テントのたたみ方まとめ
防災テントがたためないときは、力任せにフレームを曲げないことが大切です。
まずは次の順番で確認しましょう。
- 周囲に十分なスペースを確保する
- 荷物や付属品をすべて取り出す
- 出入口を少し開けて空気を逃がす
- 生地がフレームに挟まっていないか確認する
- フレームがねじれていないか確認する
- 取扱説明書やメーカー動画と向きを合わせる
一般的なポップアップ式は、壁面を重ねてフレームを平らにし、テント上部を内側へ折り込み、左右にできた輪を重ねて収納します。
ただし、商品によってフレームの構造や折り込む方向は異なります。
途中で強く反発する、不自然に曲がる、きれいな円形にならない場合は、無理に続けず、一度平らな状態まで戻してください。
収納袋へ入らないときは、次の点を確認しましょう。
- 左右の輪が十分に重なっているか
- テント内の空気が抜けているか
- 生地や付属品が挟まっていないか
- 固定ベルトの位置が合っているか
- 収納袋へ入れる向きが合っているか
袋へ無理に押し込むのではなく、円の大きさが合わない場合は、上部を折り込む工程からやり直すことが大切です。
また、雨や結露で濡れた場合は、濡れたまま長期間保管せず、汚れと水分を取り除いて十分に乾燥させてから収納しましょう。
これから防災テントを選ぶ場合は、設営の簡単さだけでなく、取扱説明書や収納動画を購入前に確認できる商品を選ぶと安心です。
今回紹介した2商品は、次のように選べます。
- 家族3~4人用の広さと取扱説明書を重視する方:LandField LF-PST011-GY
- 収納動画を確認して高さを選びたい方:RABLISS KO395・KO396
防災テントは購入したまま保管せず、平常時に一度広げ、家族だけで収納袋へ戻せるところまで練習しておきましょう。
※仕様・価格・在庫・ポイント・配送条件は購入時点でご確認ください。
