家族用のワンタッチ防災テントを検討していると、
「袋から出すだけで簡単に設営できる?」
「一人でも家族用の大きなテントを広げられる?」
「広げるのは簡単でも、収納するのは難しいのでは?」
と気になる方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、ワンタッチ防災テントは、一般的な組立式テントより設営工程を減らしやすく、短時間で家族用の空間を作りやすい商品です。
一人で展開しやすい商品もありますが、家族用は広げると約2m四方になるものもあるため、すべての人が一人で安全に設営・収納できるとは限りません。
また、ワンタッチだからといって、設営から収納まですべて簡単とは限りません。
特に、袋から取り出すとフレームの反発力で広がるポップアップ式は、展開しやすい一方、たたむ向きやフレームの扱いに慣れが必要な場合があります。
そのため、購入前には組立時と収納時のサイズを確認し、購入後は家族だけで広げ、収納袋へ戻せるかまで試しておくことが大切です。
この記事では、避難所や在宅避難で家族が使うプライバシーテントを中心に、ワンタッチ防災テントのメリット・デメリットと設営・収納の注意点を解説します。
この記事でわかること
- 家族用ワンタッチ防災テントは本当に簡単か
- ワンタッチ式とポップアップ式を見分けるポイント
- 設営工程を減らせるメリット
- 収納や保管で注意したいデメリット
- 購入後に練習しておきたいこと
- 家族用ワンタッチ防災テントの選び方
- 特徴の異なる防災テント2商品の違い
※価格・在庫・ポイント・配送条件は購入時点でご確認ください。
家族用ワンタッチ防災テントは本当に簡単?
家族用ワンタッチ防災テントは、複数のポールをつないだり、生地へ通したりする工程を減らしやすい商品です。
フレームとテント生地が一体になっているタイプなら、部品を一つずつ組み立てる手間が少なく、設営に慣れていない家庭でも準備を始めやすくなります。
ただし、「簡単」には次の2つがあります。
- 収納袋から出してテントを広げる
- 使用後にたたんで収納袋へ戻す
広げる作業が簡単でも、収納まで簡単とは限りません。
実際に、今回紹介する仕切り付き防災テントのレビューには、「広げるのは簡単だったが、しまうときは大変だった」という内容があります。また、別のレビューでは、広げ方・たたみ方の説明はあったものの、動画があると分かりやすかったという意見も確認できます。
そのため、家族用ワンタッチ防災テントを選ぶときは、
すぐに広げられるか
だけでなく、
家族だけでたたみ、元の収納袋へ戻せるか
まで考えることが大切です。
「ワンタッチ式」と「ポップアップ式」は商品名だけで判断しない
防災テントを探していると、「ワンタッチ」「ポップアップ」「折りたたみ」といった名称が使われています。
ただし、販売ページで使われている名称だけでは、実際の設営方法が分かりにくい場合があります。
例えば、今回紹介するLandFieldの商品は楽天市場では「ワンタッチテント」として販売されていますが、メーカー公式ページでは「ポップアップ式プライベートテント」と案内されています。袋から取り出した後、フレームの反発力を利用して展開するタイプです。
一方、テントメーカーのDODでは、フレームを広げることで設営が完了する構造をワンタッチテントとして案内しています。商品によっては、上部のロープを引くタイプや、中央のフレームを操作するタイプもあります。
購入前には、名称だけでなく次の点を確認しましょう。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 展開方法 | 袋から出すと広がるのか、フレームを操作するのか |
| 収納方法 | フレームをひねるのか、折りたたむのか |
| 必要な人数 | 一人で扱えるのか、二人での作業が推奨されているか |
| 説明書・動画 | 設営と収納の両方が確認できるか |
| 収納形状 | 円盤状か、細長いバッグ型か |
「ワンタッチ」という言葉だけで選ばず、商品画像や説明書で実際の設営・収納方法を確認してください。
家族用ワンタッチ防災テントのメリット
ワンタッチ式やポップアップ式の防災テントには、避難生活で使いやすい点があります。
短時間で家族用の空間を作りやすい
ポールを一から組み立てる工程が少ないため、休息や着替えに使う空間を作りやすいことがメリットです。
災害後の落ち着かない状況で、複雑な組立作業を減らせる可能性があります。
ただし、実際に必要な時間や一人で設営できるかは、商品サイズや使用者によって異なります。
「簡単設営」と書かれていても、購入後に家族だけで展開できるかを試しておきましょう。
細かな部品を紛失しにくい
フレームとテント生地が一体になった商品は、複数のポールや接続部品を個別に管理する必要が少なくなります。
DODも、ワンタッチテントは組立に必要なばらばらの部品が少なく、現地で部品の紛失に気づくリスクを減らしやすいと案内しています。
災害時に、
- ポールが見当たらない
- 接続部品をなくした
- 組み立てる順番が分からない
といった問題を避けやすい点はメリットです。
テント設営に慣れていない家庭も練習しやすい
キャンプ用テントを組み立てた経験がない家庭でも、工程が少ない商品なら練習を始めやすくなります。
自宅で一度広げておけば、
- どのくらいの勢いで広がるか
- どちらが出入口か
- どこを持ってたたむか
- 収納袋へどの向きで入れるか
を事前に確認できます。
災害時に説明書を初めて読むのではなく、平常時に家族で設営・収納を試しておきましょう。
在宅避難中のプライバシー確保に使いやすい
フルクローズできる商品なら、在宅避難中の休息や着替え、家族用スペースの仕切りとして使える場合があります。
政府広報でも、避難所ではテントやパーティションが、就寝場所だけでなく、女性の着替え・授乳や子どもの居場所などのプライバシー確保に活用できると案内しています。
ただし、避難所ごとに生活上のルールは異なります。個人用テントを持ち込めても、自由に設置できるとは限りません。
家族用ワンタッチ防災テントのデメリット
設営工程を減らしやすい一方、購入前に確認しておきたい点もあります。
たたみ方や収納に慣れが必要
ポップアップ式は、フレームを決められた向きへ重ね、小さな円形に戻して収納する商品があります。
展開時は自然に広がっても、収納時には次の手順を理解する必要があります。
- フレームを押さえる場所
- ひねる方向
- 円形に重ねる順番
- 生地を挟まないたたみ方
- 収納袋へ入れる向き
商品レビューでも、設営より収納に苦労したという内容が確認できます。
購入後は、説明書やメーカーの動画を確認し、家族だけで収納できるまで練習しておきましょう。
開くときに勢いがつく場合がある
折りたたみ式やポップアップ式の商品は、収納袋や固定ベルトを外した際に、フレームの反発力で勢いよく広がる場合があります。
今回比較する仕切り付き3~4人用防災テントの商品ページでも、開く際に勢いがつく場合があり、大型商品のため室内では周囲に注意するよう案内されています。
展開する際は、次のものから十分に離れましょう。
- 子どもやペット
- ガラスや照明器具
- テレビなどの家電
- ストーブや火気
- 転倒しやすい家具
子どもには、テントが自立するまで少し離れた場所で待ってもらうと安心です。
収納時も大きい商品がある
家族用のポップアップテントは、たたんだ後も円盤状で大きい場合があります。
仕切り付き3~4人用防災テントは、組立時約210×210×150cm、収納時約72×72×7cm、重量約4.8kgです。収納バッグ、仕切りカーテン、砂袋、銀シートが付属しています。
厚さは約7cmでも、縦・横が約72cmあります。
購入前に、
- クローゼットや押し入れへ入るか
- 玄関付近に保管できるか
- 車の荷室へ積めるか
- 家の出入口から運び出せるか
を確認しましょう。
「コンパクト収納」と書かれていても、収納時の実寸と形を見ることが大切です。
フレームがねじれて自立しない場合がある
折りたたみ式の商品では、収納袋から出した際にフレームがねじれ、うまく自立しない場合があります。
仕切り付き防災テントの商品ページでは、まれにフレームがねじれて自立しないことがあり、その場合は自立しない側の骨組みを回して、ゆがみを解消するよう案内されています。
力任せに折り曲げると破損につながる可能性があるため、商品ごとの説明書に沿って対応しましょう。
ワンタッチでも屋外性能が高いとは限らない
「ワンタッチ」や「ポップアップ」は、主に設営方法を示す言葉です。
ワンタッチ式だからといって、雨や強風の中で使えるとは限りません。
屋外で使う予定がある場合は、次の項目を商品ページで確認しましょう。
- 防水・撥水加工
- 耐水圧
- フライシートの有無
- 固定用ロープやペグ
- 重しや砂袋
- 使用できる天候
- 宿泊を想定した商品か
避難所の室内用、着替え用、晴天時の日よけ用、キャンプ宿泊用では必要な性能が異なります。
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ワンタッチ防災テントは設営・収納を事前に練習する
防災テントは購入して保管するだけでなく、平常時に設営から収納まで試しておくことが大切です。
周囲に十分なスペースを確保する
家族用テントは、広げると約2m四方になる商品があります。
収納時の見た目より大きくなるため、出入口や避難経路をふさがない場所で展開しましょう。
室内で試す場合は、床へマスキングテープを貼り、組立時の大きさを先に確認しておく方法もあります。
収納袋を開ける前に説明書を確認する
先に固定ベルトや収納袋を外すと、予想以上の勢いで広がる場合があります。
開封前に次の点を確認しましょう。
- どこを押さえるのか
- 固定ベルトを外す順番
- テントが広がる方向
- 必要な設置面積
- 一人で扱える商品か
開封時の状態を写真に残す
商品を初めて開封するときに、
- 収納袋へ入っている向き
- ベルトが付いている位置
- 生地の折り方
- 付属品の入れ方
をスマートフォンで撮影しておくと、収納時の参考になります。
説明書をテントと一緒に保管する
説明書を別の場所へしまうと、災害時に見つからない可能性があります。
透明な袋などへ入れ、テントの収納バッグと一緒に保管しましょう。
メーカーの設営・収納動画がある場合は、スマートフォンへブックマークしておくと確認しやすくなります。
家族の複数人が扱えるようにする
設営や収納ができる人が一人だけでは、その人が不在のときに使えません。
夫婦それぞれで収納を試すなど、家族の複数人が扱える状態にしておきましょう。
具体的なたたみ方は商品によって異なるため、説明書やメーカー動画を確認してください。
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家族用ワンタッチ防災テントの選び方
家族用の商品を選ぶときは、設営方法だけでなく次の点を確認しましょう。
組立時と収納時のサイズ
組立時の床面サイズだけでなく、収納時の縦・横・厚さも確認します。
家族用テントは、広げたときに約210cm四方になる商品があります。
在宅避難で使う場合は、テント本体だけでなく、
- 出入口を開閉する場所
- 家族が通るスペース
- テント外へ置く荷物
- 玄関や廊下までの避難経路
も必要です。
重量と持ち運び方法
家族用の商品には、重量が4kgを超えるものもあります。
重量だけでなく、円盤状かバッグ状かによっても持ち運びやすさは変わります。
- 誰が持つのか
- 子どもの手を引きながら運べるか
- 車へ積むのか
- 在宅避難用として自宅に置くのか
- 避難後に追加で運ぶのか
まで決めておきましょう。
プライバシー性と通気性
着替えや休息に使う場合は、外から内部や人影が見えにくいかを確認します。
一方、全面を閉めると空気がこもる可能性があるため、メッシュ扉や天井の開閉など、換気方法も必要です。
LandFieldのプライベートテントは、外側の扉を閉じられ、メッシュ扉にすると天井部分もメッシュになる仕様です。側面と背面には透けにくい素材が使われています。
付属品
商品によって付属品は異なります。
- アルミマットや銀シート
- 収納バッグ
- 重し用の袋
- 砂袋
- 内部の仕切り
- 固定用ロープやペグ
使用する場所に必要な付属品がそろっているか確認しましょう。
避難所で使えるとは限らない
避難所では、施設ごとに生活上のルールが異なります。
個人用テントの持ち込みが禁止されていなくても、通路や居住区画、当日の混雑状況によって設置できない場合があります。
設置前に避難所の運営者へ確認し、指示に従いましょう。政府広報も、避難所ごとにルールが異なるため注意が必要だと案内しています。
家族用防災テント2商品の設営方式・収納を比較
ここでは、設営工程を減らしたい家庭が検討しやすい2商品を比較します。
| 商品 | 設営方式 | 組立時サイズ | 重量 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| LandField LF-PST011-GY | ポップアップ式 | 約210×210×150cm | 約4.2kg | 天井開閉・二重扉・アルミマット付き |
| 仕切り付き3~4人用防災テント | 折りたたみ式 | 約210×210×150cm | 約4.8kg | 仕切りカーテン・砂袋・銀シート付き |
同じ約210cm四方の商品でも、換気方法、仕切り、重量、付属品に違いがあります。
LandField LF-PST011-GY
LandFieldのプライベートテントは、メーカー公式でポップアップ式と案内されています。
組立時は約210×210×150cm、重量約4.2kgです。収納袋、アルミマット、重し用の巾着袋4個が付属します。天井と扉をメッシュにでき、外側の扉を閉じてプライバシーを確保できる仕様です。
次のような家庭の候補です。
- 設営工程をできるだけ減らしたい
- 天井や扉を開けて換気したい
- 家族3~4人用の広さを探している
- 室内でプライベート空間を作りたい
- アルミマットも一緒に用意したい
楽天市場ではワンタッチテントとして販売されていますが、実際にはフレームの反発力を利用して展開するポップアップ式です。
仕切り付き3~4人用防災テント
もう一つの候補は、内部を仕切れる折りたたみ式防災テントです。
組立時約210×210×150cm、収納時約72×72×7cm、重量約4.8kgで、収納バッグ、仕切りカーテン、砂袋、銀シートが付属します。
次のような家庭の候補です。
- テント内を仕切りたい
- 家族の着替え場所を分けたい
- 銀シートや砂袋も一緒に用意したい
- 円盤状の収納サイズを保管できる
- 展開時の広さを自宅で確保できる
ただし、開く際に勢いがつく場合があるため、室内では周囲に注意が必要です。
※価格・在庫・ポイント・配送条件は購入時点でご確認ください。
家族用ワンタッチ防災テントに関するよくある質問
ワンタッチ防災テントは一人でも設営できますか?
一人で設営しやすい商品はありますが、すべての商品を一人で安全に扱えるとは限りません。
家族用は広げたときのサイズが大きいため、購入後に一人でも展開・収納できるかを試しておきましょう。
一人で収納できない場合に備えて、家族の複数人が扱えるようにしておくことも大切です。
ワンタッチ防災テントは収納が難しいですか?
商品によっては、設営より収納にコツが必要です。
特にポップアップ式は、フレームを重ねて円形に戻す手順に慣れが必要な場合があります。
災害時に初めてたたむことがないよう、説明書やメーカー動画を見ながら練習しておきましょう。
ワンタッチ式とポップアップ式は同じですか?
販売ページでは同じような意味で使われることがありますが、商品によって展開方法は異なります。
袋から取り出すとフレームの反発力で広がる商品もあれば、フレームやロープを操作して広げる商品もあります。
名称だけで判断せず、商品説明や設営動画を確認してください。
避難所へ持ち込めば自由に使えますか?
避難所では、個人用テントを自由に設置できるとは限りません。
持ち込みが認められている場合でも、設置前に避難所の運営者へ確認しましょう。
ワンタッチ防災テントは屋外でも使えますか?
使用できる場所は商品によって異なります。
屋外対応と書かれていても、晴天時の日よけを想定した商品と、雨天や宿泊を想定した商品では性能が異なります。
防水性、固定方法、使用できる天候、宿泊対応の有無を確認しましょう。
家族用ワンタッチ防災テントのメリット・デメリットまとめ
家族用ワンタッチ防災テントは、ポールを一から組み立てる工程を減らしやすく、短時間で家族用の空間を作りたい家庭に向いています。
ただし、広げることが簡単でも、たたんで収納することまで簡単とは限りません。
また、一人で設営しやすい商品もありますが、家族用は広げると約2m四方になるものもあるため、すべての人が一人で安全に設営・収納できるとは限りません。
主なメリットは次のとおりです。
- 設営工程を減らしやすい
- 短時間でプライベート空間を作りやすい
- 細かな部品を紛失しにくい
- テント設営に不慣れな家庭も練習しやすい
- 在宅避難中の休息や着替えに活用しやすい
注意したいデメリットは次のとおりです。
- 収納やたたみ方に慣れが必要
- 展開時に勢いがつく商品がある
- 収納時も円盤状で大きい場合がある
- フレームがねじれて自立しない場合がある
- 「ワンタッチ」という名称だけでは、設営方法や屋外性能を判断できない
購入前には、設営方法だけでなく、組立時・収納時のサイズ、重量、プライバシー性、換気方法、付属品まで確認しましょう。
特に、次の点を確認しておくと選びやすくなります。
- 自宅で安全に広げられるか
- 一人または家族だけで設営できるか
- 使用後に収納袋へ戻せるか
- 収納した状態で保管・持ち運びできるか
- 避難所で使えなくても在宅避難で活用できるか
今回紹介した2商品では、
- ポップアップ式・天井開閉・通気性を重視する方:LandField
- 内部の仕切り・銀シート・付属品を重視する方:仕切り付き3~4人用防災テント
という選び方ができます。
ワンタッチ防災テントは、設営工程を少なくしたい家庭には便利ですが、購入したまま保管するだけでは十分ではありません。
購入後は平常時に一度広げ、家族だけで安全に設営し、収納袋へ戻せるところまで確認したうえで備えておきましょう。
※仕様・価格・在庫・ポイント・配送条件は購入時点でご確認ください。
